沖縄面白本棚

日々の活字チュウ毒生活の本から これは面白い本!を紹介します。 このブログで紹介するジャンルは、ノンフィクションを中心にあまり有名ではないが、読むと面白い本です。もちろん沖縄本も紹介しますね。

本書はトラックにより、10ヶ月をかけて、
アフリカ大陸(26か国)一周ツアーを
波乱万丈な出会いとトラブル続きでハラハラドキドキの冒険本。

著者が55歳で参加というのが素晴らしい。
年だから新しいことを出来きないという言い訳は無い。

旅の仲間は23名。
色んな職業の人たちがいる。
獣医、税理士、ジャーナリスト、高校教師、小学校教師、心理カウンセラー。

旅の料理は交代で班で分けて担当。
食材も旅出回った地元の安いものを買ってくる。
火は旅のなかで木材をかき集めて起こす。
基本はテントを設営してキャンプ式に寝るが、たまにホテルに宿泊する時もある。

廻る地域の歴史を紹介していることが
著者はかなり資料を調べて本書を書いていることがわかる。






【内容情報】(「BOOK」データベースより)
大型トラックバス「オアシス号」に乗って、アフリカ大陸を一周する。期間は約10カ月。夜はテントで寝泊まり、食事は焚き火で自炊。著者は55歳で会社を辞め、この冒険ツアーに参加した。摂氏50度の砂漠。“地雷注意”の標識。キリンやゾウまでが食料にされ、動物のいなくなった国立公園。妻7人、兄弟姉妹54人を持つ首長。今なお残る子どもの人身売買。エイズで平均寿命が40歳の国。ジャングルの9割以上が破壊された国。援助金から莫大な額を抜き取る政治家ー。それでも庶民は元気でタフだった。アフリカの今を知る、冒険旅行記。

【目次】(「BOOK」データベースより)
序章 旅の始まり(冒険旅行会社へのアプローチはメールで/集合場所は、イギリス・ガトウィック空港 ほか)/1学期 電気・水道がない?そんなの当たり前(モロッコ/モーリタニア ほか)/2学期 キリン、ゾウ、なんでも全部食べちゃった(ガーナ/ベナン ほか)/3学期 野生の王国と冒険のパラダイス(南アフリカ/ボツワナ ほか)/最終学期 ゴリラが支える国から、摂氏50度の砂漠まで(ケニア/ウガンダ ほか)/付章 オーバーランドで世界を旅する方法(費用について/英語力について ほか)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
浅井宏純(アサイヒロズミ)
1955年大阪府生まれ。株式会社海外教育コンサルタンツ(EDICM)前代表取締役。三十三年間留学に携わる。2009年、同社を退職しアフリカ大陸を一周するツアーに参加。カナダの「クラスアフロート(世界を旅する洋上学校)」前日本代表。NPO法人「未来の学校」理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)





著者は10歳から日本に住み、27年間生活している在日イラン人。
お笑いの世界にいるので、文書も軽くて読みやすくて、
さらに腹を抱えるほど面白い。

イランのイスラム教文化の中で面白さを伝える個所がここ。

小学生の頃、休み時間にケツを出してふざけていた奴がいた。
たまたま通りかかった先生に
「お前何ケツを出しているんだ?」と叱られていた。
そこまでは日本と一緒だが、そのあとの先生の言葉がすごい。
「メッカのある方向にケツを出すんじゃない」とさらに怒鳴れた。
「こっちか!」という感じ。

イスラム教国のトイレの便座は、お尻が聖地メッカに向かわないように設置
されているらしい。すごい!

ラマダン(断食)中はグルメ番組禁止という話。
イランでは日本のアニメ「それいけアンパンマン」が人気だった。
ラマダンの時にはアンパンマンの顔にモザイクがかけられている。(笑)
悪者のバイキンマンはそのままなので、どっちがヒーローか分からない!

イラン人は大変であるが、面白い奴らも沢山いることが本書でわかる。



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
日本で暮らすイラン人としていつも悲しく思うのは、イスラムに対する日本人の過剰な拒絶反応だ。過激な反政府デモや核開発疑惑などから、イランといえば「危険なテロリスト国家」というイメージが染みついてしまっている。でも、イラン人はみんな日本が大好き。そんな「片想い」を少しでも「両想い」に近づけたい、本書はそんなキューピッド的発想から生まれた。陽気なイラン人たちが織りなす数々の珍エピソードを通して、本当のイスラム文化を知っていただけるはずだ。メディアは教えてくれない、驚きのイスラム・スタンダード。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 陽気なイスラム教/第2章 豚肉とラマダン/第3章 すべてはバザールと食卓にある/第4章 中東の恋愛不毛地帯/第5章 イランの罪と罰/第6章 学校という名の階層社会/第7章 アラブの中のイラン

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
サラミ,エマミ・シュン(Sarami,Emami Shun)(サラミ,エマミシュン)
1980年イラン生まれ。東海大学中退。首都テヘランで幼少期を過ごした後、父親の都合により10歳で来日。北海道帯広市で日本での生活をスタートさせる。吉本興業のタレント養成所・NSC東京校第8期生。2004年「デスペラード」を結成。漫才コンビとしてライブやテレビなどで活動の場を広げている。現在、TBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ!」内「メキキの聞き耳」コーナーにレギュラー出演中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



イラン人は面白すぎる! (光文社新書)
エマミ・シュン・サラミ
光文社
2012-04-17

一冊目「笑うな」

本書は37年前、昭和55年発行のショート―・ショート34編だ。

笑うなという短編が最初に出てきて、不思議な雰囲気を醸し出す。
あれ?読んだことあるのかもという記憶が曖昧なのだが
とにかく面白い本なのは間違いない。
暑い夏の日に少しブラックなショートで笑って過ごすのもいいなあ。



笑うな (新潮文庫)
筒井 康隆
新潮社
1980-10-28





二冊目「吉祥寺ハモニカ横丁物語」

なんとか横丁とかいうと、
赤羽の一番街やOK横丁の木造呑み屋街や
新宿のしょんべん横丁(思いで横丁)のイメージがある。

本書のハモニカ横丁はどんな飲み屋街の物語や歴史があるのか楽しみ。


【内容情報】(出版社より)
近年、人気の街として知られる吉祥寺。この街の新たなランドマークとして「ハモニカ横丁」が注目されている。本書ではその成り立ちから現在のあり方までの変遷を探るとともに「横丁」の持つ魅力を明らかにする。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
街の暗がりの路地に小さな店がひしめく横丁。その多くは戦後のヤミ市にルーツがあった。吉祥寺のハモニカ横丁をはじめ、全国に残るヤミ市起源の横丁の歴史を辿り、その魅力を明らかにする「横丁文化論」。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 路地・横丁ブームの到来/第2章 横丁ブームの火付け役/第3章 吉祥寺ハモニカ横丁の誕生/第4章 横丁のルーツ・ヤミ市/第5章 ハモニカ横丁の人々/第6章 ハモニカ横丁の戦後/第7章 現在のハモニカ横丁/第8章 ハモニカ横丁の店を巡る/第9章 横丁の行く末

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
井上健一郎(イノウエケンイチロウ)
1984年新潟県生まれ。法政大学工学部都市環境デザイン工学科卒業、現在会社員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



吉祥寺「ハモニカ横丁」物語
井上 健一郎
国書刊行会
2015-05-25

今年の7月15日にスタートした「シーナマコト本読書隊」の
初めてのイベントがあった。

その予習のために本書を久しぶりに再読した。

非常にワクワクする内容で、「本の雑誌」の創刊時のドタバタ感が
肌で伝わってきて、その現場にいる皆が羨ましいほど輝いて
やっぱり「本の雑誌」そして「椎名誠」はいいなあと感じる本書であった。

今回、紹介して書きたい所が沢山有り過ぎて
付箋張っている所が大量になってしまった。

その中から面白いところを少し紹介しよう。

椎名誠がサラリーマンをしていた会社「ストアーズレポート社」に
本の雑誌を一緒に始めることになる、目黒考二が入社してきた。
しかし、八ヶ月目の頃、こんな電話が目黒から椎名にあった。

「今朝朝起きたらあまりにも天気なのでこういう日は家で静かに本を
読みたいとおもいまして、会社を辞めたいのですが。。。。」
目黒は晴読雨読食読歩読なのだ。

目黒の夢は、本だけ読んで生きていくこと。
朝から晩までとにかくひきりなしに本を読んで、人生満足。
それで喰っていけないだろうかと真剣に考えている。

その妄想が『日本読書株式会社』の社長。
なんと本好きには堪らない響きの会社名なんだろうか。

まずその会社は5階建てのビルに入っているらしい。
一階にはミステリー課。SF課がある。
各階にはジャンル別に担当者がいて、ひたすら本を読んでいる。それが仕事である。
目黒は5階の社長室にいて、とにかく社長も本を読んでいる。

会社は会員制で会員から会費を頂き、会員からの読書の質問からどんな本が面白いのかを
適切に探してアドバイスしてくれるらしい。
いったいどうやって利益を出すのか不思議な会社。
まあ、あくまで妄想ですが。

話は進んで、目黒が始めた同人誌に近い『メグロ・ジャーナル』が面白くて
椎名はこんな提案をしたのが本の雑誌の始まりだった。

「もっと本格的に面白い本を紹介する雑誌にしてみないか」
「たとえば、文藝春秋みたいなサ」といった。
目黒は乗る気がない返事で「ふーん」と返事をした。

タイトルを決める時の面白いエピソードもいい。

北宋社の美人編集者との打ち合わせの時にタイトルをどうするかという話になった。
椎名が『まるばか探検家』とかどうですか?と言ったら、美人編集者は顔を引き締めて
「もう少しウェットで夢のあるタイトルがいいと思うのですが」と言ってきた。
「でも探検家というのはいいと思います」とさらに付け加えた。

さて椎名は困った、夢のあるタイトルってなんだろう?
椎名は迷って、「あやしい探検隊」ってどうですか?と聞いてみたら、
彼女は「いいですねえ」と乗ってきた。
さらに調子にのって、あたまにもう少し付けて『おれたち怪しい探検隊』ってどうですか?
と言ったら、
彼女が「いえもう少し夢があるほうがいいと思います。」
「あの。。。。例えば、『わしら』というのはどうでしょう?」
これが、傑作『わしらは怪しい探検隊』のタイトルが付けられた瞬間なのだなあ。
いいねえ。美人編集者の口から『わしら』が出てきたって話。

最後に本の雑誌の社是がいい。

『無理をしない。頭を下げない。威張らない』
こんな素敵な会社に入って本に囲まれている社員って楽しいだろうし羨ましいなあ。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
面白い本を読んだら、その感動を一人でも多くの人に伝えたいーそんな目的のために出版社を立ち上げた若者たちがいた。モットーは「無理をしない、頭を下げない、威張らない」。1976年4月「本の雑誌」創刊。難題を一つ一つ解決してゆく怖いもの知らずのがむしゃらパワーは、読む人に元気を与えてくれます。ちょっとお疲れ?の方に特にお勧め。好きな事を邁進する者に不可能はないのだ。

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
椎名誠(シイナマコト)
1944(昭和19)年、東京生れ。東京写真大学中退。流通業界誌の編集長を経て、現在は作家、「本の雑誌」編集長、映画監督など幅広い分野で活躍。著書に『アド・バード』(日本SF大賞)『犬の系譜』(吉川英治文学新人賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



本の雑誌血風録 (朝日文庫)
椎名 誠
朝日新聞社
2000-07

 


関連本


日本読書株式会社
本の雑誌編集部
本の雑誌社
2001-10

一冊目「インド人の謎」

本書では、なぜインド人は数学に強いのか、
なぜ、物乞いが多いのかを歴史、地理、文化を紐解いて
謎に迫るという面白い本。
果たしてその謎はどんなこと内容なのか楽しみ。






二冊目「イラン人は面白すぎる」

著者はイラン生まれで父親の都合で10歳で来日。
北海道帯広市で日本生活スタート。
お笑いの吉本興業のタレント養成所でNSC第8期生。
漫才コンビ「デスペラード」を結成して活躍している。

イラン人のイメージを少しでも払拭すべく面白いイラン人を紹介。




イラン人は面白すぎる! (光文社新書)
エマミ・シュン・サラミ
光文社
2012-04-17



三冊目「物流大激突」

本書は巨人アマゾンに挑む宅配ネット通販の再配達に焦点をあてて
物流業界の闘いに迫っている。





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