沖縄面白本棚

日々の活字チュウ毒生活の本から これは面白い本!を紹介します。 このブログで紹介するジャンルは、ノンフィクションを中心にあまり有名ではないが、読むと面白い本です。もちろん沖縄本も紹介しますね。

連休明けの本紹介。

通勤本『会社人生、五十路の壁』

私も55才になって、本書の壁を感じる。

会社に貢献することの喜びと
自分の人生は別かもしれない。

著者の経歴にはビックリするが、凡人の自分の生き方の中で
少し参考にできそうである。

これからの生き方の方針と勇気をもらえそうな本書。
読むのが楽しみだ!


内容情報】(「BOOK」データベースより)
「五十にして天命を知る」と孔子は言った。しかし、実際の50代は「迷い、惑う」年代だ。会社では肩身が狭く、家庭では子どもの学費など出費がかさむ。これまで真面目に頑張ってきたのに、いつの間にか自分の居場所がないことに気付くーこれが「五十路の壁」だ。だが、50歳目前で銀行員を辞め、小説家に転身した著者は、こうも言う。「50代は、やりたいこと、これまでやりたくてもできなかったことを始める絶好のチャンス」だと。人生100年時代、50代は折り返し地点に過ぎない。人生の後半戦を充実して過ごす鍵となる考え方、身の処し方を指南する。

【目次】(「BOOK」データベースより)
プロローグ 五十路の壁とは?/第1章 「負け組」五〇代にならないために(バブルの壁ーバブル世代にもっと光を/ポストオフの壁ーサラリーマンの分岐点1 五十路になったらリセット ほか)/第2章 サラリーマンは五〇代からが二度美味しいー「続ける派」へのアドバイス(「やりがい」の壁ー仕事とは、自分の居場所である/役職定年の壁 出世街道は「外れるが勝ち」-ある大手新聞記者の場合 ほか)/第3章 五〇代からの「出直し」戦略ー「辞める派」へのアドバイス(選択の壁ー転職に向いている人、独立に向いている人とは/転職の壁ー「ミドルの転職が増えている」は本当か ほか)/第4章 五〇代からあと何年、働きますか(「長生き」の壁ー人生一〇〇年時代の人生設計/副業の壁ー副業を第二の人生に生かすコツ ほか)/エピローグ 五十にして天命を知る

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
江上剛(エガミゴウ)
1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。77年、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。人事、広報等を経て、築地支店長時代の2002年に『非情銀行』(新潮社)で作家デビュー。03年、49歳で同行を退職し、執筆生活に入る。その後、日本振興銀行の社長就任、破綻処理など波乱万丈な50代を過ごす。現在は作家、コメンテーターとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
















自宅本『甲子園に挑んだ監督たち』

いよいよ甲子園も本日、20日(月)に準決勝が行われる。
県立高校で頑張っている、秋田の金足農業が気になる。
優勝候補の大阪桐蔭と決勝に当たると、日本中が盛り上がるだろうなあ。

そんな、甲子園の監督たちを追った本がある。
著者は色街を紹介した「江戸・色街入門」を書いた八木澤高明氏。
写真週刊誌『フライデー』でカメラマンからフリーになった経歴をもつ著者が
初めて高校野球の監督を書くというに興味を持った。
いったい、どんな監督を取り上げているのか目次を見てみると、
今注目の「金足農業」元監督も取材しているではないか。

さすがであるが、個人的に残念なのが、沖縄の沖縄水産高校監督の
栽監督を取材できてないのが非常に残念ではなるが、
面白うそうな内容に期待したい。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
名将たちが語る、あの名勝負への想い…ノンフィクションの奇才が、甲子園出場監督の生き様に迫る!昭和から平成…甲子園への道を拓いた男たちの物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)
古屋文雄 神奈川・横浜商業高校元監督ーマリンブルーに袖を通す者の矜持/小池啓之 北海道・旭川南高校前監督ー魂と魂のぶつかり合いが甲子園へ導いた/大井道夫 新潟・日本文理高校総監督ー迷わず打て、大井野球はこうして生まれた/嶋崎久美 秋田・金足農業高校元監督ー雪よ降れ、雪国が生んだ嶋崎野球/山本泰 大阪・PL学園高校元監督ーPLで勝ち、PLに敗れた名将/宮崎裕也 滋賀・北大津高校前監督ー弱者が強者に勝つために/久保克之 鹿児島・鹿児島実業高校名誉監督ー老将が今も心に刻み続けること/山中直人 高知・伊野商業高校元監督/岡豊高校現監督ー甲子園に勝る指導者なし

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
八木澤高明(ヤギサワタカアキ)
1972年神奈川県生まれ。写真週刊誌『フライデー』カメラマンを経て、2004年よりフリーランス。『マオキッズー毛沢東のこどもたちを巡る旅』(小学館)で2012年、第19回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)





酷暑の中、こんな本たちを手元に置いて
日々読んでます。

通勤本『植物のひみつ』


著者は京都大学農学部卒業、農学博士。
前著、『植物はすごい』は面白かったので、注目している博士。

身近な植物10種類の秘密を紹介する本書らしいが、
気軽に読めるのは、面白い。

なぜ、ウメはサクラより先に早く開花するのか?という疑問に答えたり、
バナナの皮は滑りやすいというのは、本当か?とか
植物博士の視点で鋭く、面白い観察を期待したい。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
なぜウメはサクラより早く開花するのか、タンポポの茎はどうして空洞なのか、イネの根が水に浸かっても生きていられるのはなぜか、緑色のアジサイの花を見かけたら何に注意すればよいのか、ヒマワリはどこまで背が伸びるか、ジャガイモの食べる部分は根か茎か、バナナの皮は滑りやすいというのは本当か…。学校や家庭でよく目にする植物10種の“ひみつ”を紹介し、身近な植物たちに秘められた驚きの能力を解説する。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1話 ウメの“ひみつ”/第2話 アブラナの“ひみつ”/第3話 タンポポの“ひみつ”/第4話 イネの“ひみつ”/第5話 アジサイの“ひみつ”/第6話 ヒマワリの“ひみつ”/第7話 ジャガイモの“ひみつ”/第8話 キクの“ひみつ”/第9話 イチョウの“ひみつ”/第10話 バナナの“ひみつ”

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
田中修(タナカオサム)
1947年京都府生まれ。京都大学農学部卒業、同大学大学院博士課程修了。スミソニアン研究所(アメリカ)博士研究員、甲南大学理工学部教授等を経て、同大学特別客員教授。農学博士。専攻・植物生理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)











自宅本『イスラム世界おもしろ見聞録』

私のまだ未開の地、著者はイスラム世界を訪問した経験から、その政治、社会の
現状や、歴史と文化、また、欧米に対するムスリムの感情などを
できるだけ分かり易い言葉で語って紹介している。

まだ読んでいないが、イスラムに少し興味が湧いてきそうな予感。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
アフガニスタンからモロッコまで。ちょっと遠いけど、でもすこぶる人間臭い社会との出会いの旅。

【目次】(「BOOK」データベースより)
最初の「対テロ戦争」の舞台-アフガニスタン/ブット元首相暗殺事件の衝撃-パキスタン/アメリカの封じ込めを受ける国-イラン/高まりつつある反欧米感情-トルコ/イスラエルに求められる「妥協」-イスラエル・パレスチナ/観光立国の陰で-エジプト/イスラム過激派の台頭の下で-マグレブ諸国/シルクロードとイスラム-中央アジア諸国/交通の要としての価値ゆえに-カフカス諸国/多文化の国での政策決定は?-アメリカ/イスラムとどう向きあうのか-日本

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
宮田律(ミヤタオサム)
1955年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻およびカリフォルニア大学ロスアンゼルス校大学院修士課程修了。現在、静岡県立大学国際関係学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)





イスラム世界おもしろ見聞録
宮田 律
朝日新聞出版
2009-03-19

通勤本『雑談藝』

どんな場面でも、人とのコミュニケーションで大切な技(芸)として
必要なのは『雑談』だと色んな本に書いている。

本書は、みうらじゅんといとうせいこうという、
雑談好きな二人がひたすらおしゃべりとしている本だ。

さあ皆さんも本書を読んで雑談好きになってみませんか?
まだ読んでいないけど、たぶん笑える内容に違いない。
間違いないって!


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
笑って読めば自然と身につく雑談力!雑談藝の極意十箇条大公開。新幹線で隠しどりした「本気雑談」も収録。

【目次】(「BOOK」データベースより)
雑談藝の極意十箇条/おしゃべりピエロの話/電池の話/♂♀の話/帽子の話/いびきの話/Sinceの話/カラス避けCDの話/おぼんの話/円空の話〔ほか〕

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
いとうせいこう(イトウセイコウ)
1961年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業後、講談社に入社。退社後は作家、クリエーターとして幅広い表現活動を行っている。ジャパニーズヒップホップの先駆者としても有名。『見仏記』シリーズの書籍やテレビほか、盟友のみうらじゅんとは長年深い関係を続けている

みうらじゅん(ミウラジュン)
1958年京都市生まれ。武蔵野美術大学在学中に漫画家デビュー。以来、イラストレーターなどとして活躍。93年からみうらが用意したネタ写真をスクリーンに映し、いとうせいこうがツッコむという形式のトークイベントを開催(96年から『ザ・スライドショー』という名称に)、武道館公演も成功させた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)






雑談藝
いとう せいこう
文藝春秋
2018-01-24








自宅本『徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか』

植物本な気になる本の一種になっているのですが、
本書も戦国武将と植物の関係が分かって面白そうな本。

戦国武将たちは、植物を戦いに利用し、城作りに利用し、農業に利用した。
当時の武将たちにとって植物は武器であり、戦略物資であったのだなあ。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
日本人の植物常識はすごい!戦国の世から江戸時代における植物と武士の知られざる関係を描く、これまでにない驚きの日本史!

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 徳川家康はなぜ江戸を都に選んだのかー家康が築いた植物都市(家康が江戸を選んだ理由/湿地帯を開発すれば広大な農地が確保できる/江戸の地名と植物の深い関係 ほか)/第2章 完全リサイクルの循環型社会ができるまでー大名が投資したイネという植物(織田信長の兵農分離革命/田んぼが作った単位/武将は面積の単位も田んぼを基準にした ほか)/第3章 お城にはなぜ松が植えられているのかー植物を戦いに利用した戦国武将(松の木は軍事用の植物/黒田長政が非常食のワラビを隠した方法/加藤清正が築城した熊本城は食べられる城だった ほか)/第4章 三河武士の強さは味噌にありー地域の食を支える植物(徳川家康家臣団、強さの秘密/家康が愛した八丁味噌の由来/戦国日本を席巻した赤味噌武将たち ほか)/第5章 織田信長はトウモロコシが好きー戦国武将を魅了した南蛮渡来の植物(信長が好んだ赤こんにゃく/信長が愛した意外な花/玉蜀黍の漢字の意味 ほか)/第6章 門外不出だったワサビ栽培ー家康に愛され名物となった植物(家康と信玄の抗争から生まれた門松/薬草マニアだった家康/家康が駿府の鬼門封じに植えた果物 ほか)/第7章 花は桜木、人は武士ー武士が愛した植物、サクラの真実(日本人はなぜサクラに惹かれるのか/お花見の始まり/サクラよりもウメが愛されていた ほか)/第8章 ヨーロッパ人を驚かせた園芸大国ー植物を愛する園芸家となった武士たち(武士が築いた園芸国家/戦国武将が愛したチャ/茶器の高騰を利用した織田信長 あほか)/第9章 徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのかー武将が愛した植物の家紋(三つ葉葵のモチーフになった地味な植物/フタバアオイは不思議だ/葵の紋はもともと京都賀茂神社の神紋 ほか)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
稲垣栄洋(イナガキヒデヒロ)
1968年静岡市生まれ。岡山大学大学院修了。専門は雑草生態学。農学博士。自称、みちくさ研究家。農林水産省、静岡県農林技術研究所などを経て、静岡大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)








毎週土曜日の夜にNHKで放送しているドラマ
『バカボンのパパよりバカなパパ』の原作本を読んだ!

ひと言でこの本を表現しろと言われると、
『とにかく、皆バ~カ』なのだ。
そのバーカは相手を馬鹿にした言葉ではなくて、赤塚不二夫独特の
愛情表現の言葉なのだ。

前半部分は、赤塚自身の行動をバガボンのパパの行動であることを
見事に文字に表現して、ゲラゲラ笑ってしまい、本当にこんな生活だったのか?
と疑ってしまうだろう。

後半部分は、娘さんを中心に不幸が一気に襲ってくる内容に涙が出てきて、
スポーツジムで本書を読んでいたら、涙を
ごまかすのに、タオルで汗を拭くふりして涙を拭いていた。

こんな、素敵な言葉を赤塚の廻りの仲間と赤塚本人が語っている。
クマさんこと篠原勝之さんは、
『赤塚不二夫は人間の姿をした別の生き物かもしれない。』
それくらい、純粋で他人に対して優しい姿を現している言葉だ。

赤塚本人は、自分のことをこう表現した。
『オレは嫌いな人があまりいないの。そういう気持ちで描いているから
オレのマンガの登場人物はどこかかわいいんだ!』

これから更に面白くなるドラマと共に、
本書を読んでみると、赤塚とその家族の愛情がじわーと心に染み込むこと
間違いないよ。

『これでいいのだ!』


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
『天才バカボン』『おそ松くん』など、多くの傑作マンガを生んだ赤塚不二夫。その私生活は作品以上にぶっ飛んでいた。娘を連れてゲイバーへ!?ホームレスを自宅に呼んで大宴会??感性の赴くまま生きた天才の素顔を一人娘が赤裸々に綴る、笑いあり涙ありの愛すべきバカ家族の記録。人はもっと自由でいいのだ!読めば元気が出ること間違いなし!!

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 うちはバカボン一家と同じ?/第2章 パパが恋しい…のココロ/第3章 祝!バカ親子復活/第4章 赤塚不二夫はやっぱり「これでいいのだ」/第5章 わたしだって、殻を破るぞ!/第6章 激震!ゆれる家族/第7章 わたしの中で生きている赤塚不二夫

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
赤塚りえ子(アカツカリエコ)
東京生まれ。現代美術家。1994年渡英。ロンドン大学ゴールドスミス校ファインアート科卒業。2002年より、Danielle Arnaud contemporary art(London)所属。ロンドンを本拠として内外で創作活動を続けたのち、06年帰国。同年、株式会社フジオ・プロダクション代表取締役就任。10年、株式会社tadpole-lab設立。父は漫画家・赤塚不二夫(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)









 

通勤本『わたし、結婚できますか?』


本書は週刊文春の面白エッセイ。

元気をもらえるので、気分が落ち込んだ時に「真理子マジック」で
元気になって、また明るく生きていくことができる。

なんて、大げさな話ではないが、タイトルを確認してみると、
身近な話題を今回も取り上げていることがわかる。

ミュージカルの話とか、金沢の話とか、一冊の本の話とは
まだ読んでいないので、いつものように面白エッセイを期待してしまう。










自宅本『ずんがずんが3』


椎名誠氏の一声で始まった、雑誌が本書で終わってしまう。

雑誌を作るというのは、本当に楽しいのだろうなあと感じる。
本書のシリーズ(椎名誠自走式マガジン)で3冊と
その前のシリーズ(とつげき!シーナワールド)で5冊。
計8冊をシーナの仲間達とともに、楽しく、ビールを飲みながら作っていたことが
その雑誌の内容と写真等で手に取るようにわかる。

また、新しいシリーズを作ってくれることをファンは期待している。




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