沖縄では、新聞を購読する理由に「死亡広告欄」をあげる人が多い。
何故だろうか?
それは、狭い沖縄社会では、人との付き合いが大切で親戚や知人の死亡は朝の新聞で知ることが
極めて重要な生活に一部になっているからだ。
沖縄県のどれ位の人が死亡広告を出しているかというと、
全死亡者の52.8%が新聞紙上に掲載されている。
新聞社は2社あるのだが、死亡広告を取るのに競争しているが、あまり派手には営業を
かけられない事柄なので、自分が今読んでいる新聞に出す場合が多い。
その日の死亡人数にもよるが、死亡広告は新聞の2面から多くて3面位のスペースになる。
では、新聞にはどういった内容を書いてあるかというと、
これがビックリの個人情報満載なのである。
故人の名前から始まって、住所、喪主名、息子、娘、その嫁、婿、孫、曾孫、兄弟姉妹、義理の兄弟姉妹、
いったいどこまで書くのか、キリが無いし、当然文字数が多いとお金もかかるのである。
不謹慎かもしれないが面白い話がある。
死亡広告に実在の人の名前を書く失敗話がある。
昔はパソコンもなく、今より多くの人が新聞に広告をだしていたので、新聞記者も忙しい。
そこで、緊急に電話で故人の名前を確認したところ、沖縄の人は発音が悪い上に、名前が同音の氏名が多いとくる。
発音の悪い人に「発音」と発声させたら、「ハチュオン」とかえってくる。
その事件以降、最終確認は必ず、現地に直接メモ、今はパソコンを持っていき、その場で記事を書いて内容を渡して、
喪主に間違いが無いか確認をするようにしている。
これなら間違いがない。
その他の話題としては、沖縄の結婚披露宴の話。
招待人数は、200名、300名はざらにあるが、700名の人数で那覇市市民ホールの
貸しホールで会議用テーブルを並べて対応したとか。
その当時、1970年代では人数が多ければ多いほど、準備する料理には限りがあるため、
結婚式は黒字になり、二人は幸せなスタートを切れる仕組みになっているという。
沖縄の方言で、「結婚」の事を「根引、ニービチ」という。
なぜ、幸せな儀式なのに、根を引くのか不思議に思ってしまう。
諸説あるらしいが、昔、結婚のとき、花嫁は「いやだ、いやだ、嫁に行くのは絶対嫌だ」と
樹木の根っこにすがりつく。それを強引に引くものだから、根引となった、らしい。
最後に、タモリも驚愕したオバアたちの名前の話。
昔の沖縄の名前は男は漢字で書いて、女はカナで書いていた。
例えば、夫婦で同名だと、城間牛(夫)、城間ウシ(嫁)になる。
そこで、沖縄オバアの名前ベスト10。
1位カメ、2位ツル、3位ウシ、4位カマド、5位マツ、6位カマ、7位カナ、8位ウト、9位マカト、10位ナベ。
そして、ビックリ、ガンダム戦士のような名前もある。(宮古島から)
「メガ」、「メガガマ」、「メガンサ」、「メツガマ」、「マニメガ」
すごく強そうな名前が揃っている。
本書には、他に沖縄の風習とか、お墓の話とか地元でも知らない面白い話が沢山ある。
何故だろうか?
それは、狭い沖縄社会では、人との付き合いが大切で親戚や知人の死亡は朝の新聞で知ることが
極めて重要な生活に一部になっているからだ。
沖縄県のどれ位の人が死亡広告を出しているかというと、
全死亡者の52.8%が新聞紙上に掲載されている。
新聞社は2社あるのだが、死亡広告を取るのに競争しているが、あまり派手には営業を
かけられない事柄なので、自分が今読んでいる新聞に出す場合が多い。
その日の死亡人数にもよるが、死亡広告は新聞の2面から多くて3面位のスペースになる。
では、新聞にはどういった内容を書いてあるかというと、
これがビックリの個人情報満載なのである。
故人の名前から始まって、住所、喪主名、息子、娘、その嫁、婿、孫、曾孫、兄弟姉妹、義理の兄弟姉妹、
いったいどこまで書くのか、キリが無いし、当然文字数が多いとお金もかかるのである。
不謹慎かもしれないが面白い話がある。
死亡広告に実在の人の名前を書く失敗話がある。
昔はパソコンもなく、今より多くの人が新聞に広告をだしていたので、新聞記者も忙しい。
そこで、緊急に電話で故人の名前を確認したところ、沖縄の人は発音が悪い上に、名前が同音の氏名が多いとくる。
発音の悪い人に「発音」と発声させたら、「ハチュオン」とかえってくる。
その事件以降、最終確認は必ず、現地に直接メモ、今はパソコンを持っていき、その場で記事を書いて内容を渡して、
喪主に間違いが無いか確認をするようにしている。
これなら間違いがない。
その他の話題としては、沖縄の結婚披露宴の話。
招待人数は、200名、300名はざらにあるが、700名の人数で那覇市市民ホールの
貸しホールで会議用テーブルを並べて対応したとか。
その当時、1970年代では人数が多ければ多いほど、準備する料理には限りがあるため、
結婚式は黒字になり、二人は幸せなスタートを切れる仕組みになっているという。
沖縄の方言で、「結婚」の事を「根引、ニービチ」という。
なぜ、幸せな儀式なのに、根を引くのか不思議に思ってしまう。
諸説あるらしいが、昔、結婚のとき、花嫁は「いやだ、いやだ、嫁に行くのは絶対嫌だ」と
樹木の根っこにすがりつく。それを強引に引くものだから、根引となった、らしい。
最後に、タモリも驚愕したオバアたちの名前の話。
昔の沖縄の名前は男は漢字で書いて、女はカナで書いていた。
例えば、夫婦で同名だと、城間牛(夫)、城間ウシ(嫁)になる。
そこで、沖縄オバアの名前ベスト10。
1位カメ、2位ツル、3位ウシ、4位カマド、5位マツ、6位カマ、7位カナ、8位ウト、9位マカト、10位ナベ。
そして、ビックリ、ガンダム戦士のような名前もある。(宮古島から)
「メガ」、「メガガマ」、「メガンサ」、「メツガマ」、「マニメガ」
すごく強そうな名前が揃っている。
本書には、他に沖縄の風習とか、お墓の話とか地元でも知らない面白い話が沢山ある。
内容(「BOOK」データベースより)
沖縄特有の現象がある。死亡広告欄に目を通す朝の日課、聖なる儀式としての結婚披露宴、お墓の新築祝い、先祖と子孫が食を通じて一体感を得る祭り、等々。そして、出生率、平均寿命(女性)、失業率、離婚率、などの全国トップの数字。今、様々な表情を見せる沖縄へ、移住者が増え続けているのは何故か。独自の歴史と他者を受け入れる文化土壌を築いてきた沖縄の魅力を綴る。