なぜかというと、いつも何か手元に本が無いと落ち着いていられない。
特に電車の中は「スマホ族」が多い中、意地でも「面白い本」を私は
読んでいるんだぞ!と誰かに訴えたい気分で面白本を読んでいる。
さて、本書は脳科学者で有名な茂木先生の本なので
読みたかった本という人もいると思うので、あまり細かい内容は読む楽しみに
とっておくとしてして、
皆さんが本書を読む前提で自分が気になった所を簡単に紹介しよう。
気になった点は3つある。(最近このパターン多いなあ)
一点目は、本にカバーをかけるのは日本人だけ。
そうです。
この指摘は納得した。
なんで自分が読んでいる本を隠すんだろうと疑問になっている。
さきほども書いたが、電車ではスマホ族だらけなので、本を読んでいるって
結構目立つんだよね。
だから絶対にカバーはかけない!
それは、その本の著者に申し訳ないのだ。
せっかく宣伝できるのに、隠す必要はない。
もちろん、本を汚したくないという方もいるかと思うが。
二点目は、何がやりたい?ひたすら本が読みたい!
私の大好きな雑誌である「本の雑誌」の事が書いてある。
椎名誠さんがいた専門雑誌のストアーズ社の面接に目黒さんが
来た時に面接対応していた椎名さんとの質疑が面白い。
椎名:君はこの会社で何をやりたいんだ?
目黒:ただひたすら本が読みたいです。
え?
面接でこういう風に答えたら普通は即落ちるでしょう。
しかし、椎名誠はなんとなく面白いやつだと感じて合格にした。
そして、仲間うちで同人誌のように目黒がこんな面白い本があると
無料で皆に配っていたら、段々口コミで広まってコピー代がバカにならないので
有料にして販売したのが、「本の雑誌」の始まりだったという。
目黒考二が面接で面白い答えをしなかったら、今頃「本の雑誌」はなかったのだろう。
三点目は、複数の本を同時進行で。
これは私も実践しているが、
この本でも提案しているので、脳科学的にもいいんだと納得した。
この本での同時進行は同じような内容を違う著者で読むというパターンの事を書いている。
同時進行でのメリットとして。
一人の著者が主張している内容が果たして本当のことかは分からない。
そこで、違う視点で書いている色んな本を同時に読むことで、読んでいる自分の
判断力が磨けるし、答えはひとつではないということが分かる。
私は違う方法で同時進行している。
違うタイプの本を通勤で読んで、なるべく飽きないようにしている。
例えば、長い時間乗れる電車の時は、単行本でじっくり読んで、乗り換えの待ち時間とか
バスとか読む時間が短い時は、キンドルでマンガとかエッセイとかを読んでいる。
その時の読める時間で読む本を替えている。
これも気分転換の一方法かと思う。
最後に、新しく読みたい本を見つける時のキーワードは「そうなんだ!」。
人間の脳が新しい興味を持つきっかけは、「自分の信頼する人物が楽しそうに語る話」であることが
多いそうだ。
だから、私も自分の知らないジャンルの本を読んでいる仲間、友人は今後も大切にしたいと実感する
本書の内容であった。
【内容情報】(出版社より)
脳は「言葉」と向き合うときに、
一番成長する!--茂木健一郎
本の読み方ひとつで、
人は大きく変わることができるのだ。
最新テクノロジーから、文学、芸術、経済学にいたるまで、
縦横無尽の知識と鋭い知性を持った
脳科学者の「頭の中」を明らかにする、完全読書ガイド!
◎頭のいい人は、何を、どう読んでいる?
◎「話のネタ」にしたい本を選べ
◎今の自分より「ワンランク上」と「ジャンル違い」を意識する
◎1日たった10ページ!「同時進行で、複数読む」
◎「積ん読」も、確実に脳の肥やしになるーーその理由
◎今、読んでいる本が、「あなたはどういう人間か」を物語る
【目次】(「BOOK」データベースより)
1 これが“自分の頭で考える力”をつける第一歩ー本を読む人、読まない人、そこに圧倒的な差が生まれる(頭がいい人は、どう本を読み、どう活かしているのか?/メリット1 読んだ本の数だけ、高いところから世界が見える ほか)/2 こんな「教養のある人」こそが強いー仕事、人間関係、幸福…あらゆることは、読書に左右される(「優等生」ではなく、「オタク」を目指す/地頭のよさは、こうしてつくられる ほか)/3 「自分を成長させてくれる本」の見つけ方ー「上質な文章」に触れることが、何よりも脳を鍛える(文学界の教養王「夏目漱石」/まずはこれを読めージャンル別「チャンピオン」 ほか)/4 知識を吸収し、人生に活かす技法ー膨大なデータを血肉にする「7つの絶対ポイント」(絶対ポイント(脳には「雑食」がよい/「複数」を「同時進行」で ほか))/5 「一生使える財産」としての厳選10冊ー「知の宝庫」から、本当に必要なものを盗め!(複雑な時代に立ち向かうーその“姿勢”/「国家」と「自分」を理解するー自由を考える一冊『選択の自由』 ほか)