沖縄面白本棚

日々の活字チュウ毒生活の本から これは面白い本!を紹介します。 このブログで紹介するジャンルは、ノンフィクションを中心にあまり有名ではないが、読むと面白い本です。もちろん沖縄本も紹介しますね。

2016年12月

いよいよ今年もあと一日ですね。

恒例?の今年このブログで紹介した本のベスト3です。


3位
「しまくとぅばの課外授業」

琉球語と日本語の関係が面白くて、タメになった沖縄本。

来年はもっと、ブログ名に負けないように、
面白い沖縄本を沢山紹介しようっと(少し決意)。





2位
「挾土秀平の生きる力」

職人の生き方がかっこいい。
仕事に誇りを持つことの大切さを学んだ一冊。





1位
「ファイティング寿限無」 

そして、1位は。寿限無。

落語とボクシングという組み合わせが面白かった。
談四楼の文章も最高。
この人のファンになってしまった。

 





今年も沢山の本を読みました。
また、来年も面白い本を紹介しますね。よろしくです。
 

フランスはどう少子化を克服したかというタイトルに惹かれて
本書を手に取った。

著者の実体験を元に本書はレポートしているため、
実に説得力がある。

もう、内容は下記の目次で想像して欲しいが、
一番気になった点をご紹介。

日本とフランスの保育事情で一番違うのは、その保育手段の豊富さ。

日本では、保育園を中心にして、認可園、無認可園で運営している。
一方、フランスでは、保育園は全て認可園で、全体の21%。
残りは待機児童ではなくて、「母親アシスタント」というベビーシッターの進化したもので、
研修を受けて許可を得たプロが1名から4名位の子ども達を自宅や共同で子どもを保育している。
母親アシスタントは全体の38%。

最後に著者は日本の保育園の過保護ぶりをこう指摘している。

日本の保育園は年中行事が多く、毎日の連絡帳も大変。
保育者が超過勤務状態では、子どもとの接する時間が少なくなり、時間に追われている。
おむつも汚れたものを保護者に持って帰ってもらい、名前を書いたお持つを持ってくることの
大変さを指摘。

もちろん、日本の少子化対策で保育園以外にも改善することは必要だが、
いま、子育てに追われている親が安心して我子を預けていける保育事情にするのは
一番求められている親からの願いかもしれない。



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
少子化に悩む先進国から、子育て大国へ。大転換のカギは、手厚い支援策の根幹を貫く新発想だった。「2週間で男を父親にする」「子供はお腹を痛めて産まなくていい」「保育園に連絡帳は要らない」「3歳からは全員、学校に行く」-。パリ郊外で二児を育てる著者が、現地の実情と生の声を徹底レポート。日本の保育の意外な手厚さ、行き過ぎにも気づかされる、これからの育児と少子化問題を考えるうえで必読の書。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 男を2週間で父親にする(あちこちに子連れパパが/14日間の「男の産休」 ほか)/第2章 子供は「お腹を痛めて」産まなくてもいい(まさかの無痛分娩/より良いスタートのために ほか)/第3章 保育園には、連絡帳も運動会もない(毎日の持ち物リスト?/フランスならストライキ… ほか)/第4章 ベビーシッターの進化形「母親アシスタント」(母親アシスタントとは何か/「問題は、母親アシスタントの夫」 ほか)/第5章 3歳からは全員、学校に行く(就学率ほぼ100%、無償の教育/入学の条件は二つ ほか)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
高崎順子(タカサキジュンコ)
1974(昭和49)年東京都生まれ。東京大学文学部卒業後、出版社に勤務。2000年渡仏し、パリ第四大学ソルボンヌ等で仏語を学ぶ。ライターとしてフランス文化に関する取材・執筆の他、各種コーディネートに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



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一冊目「島耕作も、楽じゃない。」

島耕作がデビューしたのは、1984年、何と32年前。
その時は島課長だったサラリーマンは今、会長という立場の現役で活躍している。

そして、著者である弘兼氏もデビューして42年、
365日休みなく海外に取材に出掛けたり、政治家と会ったりと忙しい。
まるで島耕作のように。。。。。

そう、島耕作の言葉を借りてこれまでの人生を論じているのが本書。
さあ、どんなお話しが出てくるか楽しみ。






二冊目「密着 最高裁のしごと」

この本で一番知りたいのは、自分も関係するかもしれない、裁判員裁判での
一般市民の判決と最高裁の判決の違いとその仕組み。
いったいどういうしごとを最高裁はしているのか、すごく気になる一冊。





三冊目「世界のへんな肉」 

著者は世界100の地域を訪ねたことがあり、
その行動力で本書は生まれた。

絵がまたかわいい。
世界ではどんな肉が食われているのかが気になる。


 
関連本(今後読みたい本)

世界のへんなおじさん
白石 あづさ
小学館
2008-05-31

 

4
地図もウソをつくというタイトルに惹かれて本書を手にとった。

そのウソの部分を紹介しよう。

戦争と地図は密接な関係にあった。

本書で「戦時改描」という言葉を初めて知った。

戦時改描とは、重要施設に対する軍事攻撃を防ぐために、
地形図に贋の情報を描き加えること。

軍事関連施設などは空襲の影響を避けるため、カムフラージュしたらしい。

しかしこの戦時改描の効果は疑わしい。
米軍は、事前に実施していた空中写真撮影をもとに、綿密な解析を行って
空襲目標を決めていたのだ。

建物疎開という方法が当時取られていた。
その方法とは、空襲で家が焼けて延焼で一体に広がらないように、
道路側建物を壊して、延焼防止の防火対策である。

その方法を取った地域で京都も含まれていたが、京都は大規模な空襲には
遭わなかった。
その理由は、広島、小倉、新潟とともに、原子爆弾の投下予定候補だったため。
盆地中央部及び市街地が広がる京都は広島ともに原子爆弾の効果測定に
最適とされた。
そのため、投下候補地は空襲目標から外されて、原爆の予定地になっていた。

逆に候補地になっていない地域があった。
それが長崎だ。
では、なぜ長崎に原爆が投下されたのか、この話は他でも聞いたことがあるが、
当日の投下目標地である小倉の上空が、前日の八幡空襲によって
炎上した煙の影響で視界不良であったため、長崎に投下されたという。

本書では、地図という重要な情報をめぐってあった
重要なエピソードを描いた良書である。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
贋情報を追加したり、国策宣伝に利用されたり、切れた鉄道が繋がったり…客観的で、寡黙に思われがちな地図は、実は雄弁に物を語り、時には人も騙す。面白エピソード満載。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 おしゃべりな地図(地形図の余白で地球を実感する/札幌の街路がずれている理由 ほか)/第2章 ウソつきな地図(贋情報を追加した地図/地図に記載されない場所 ほか)/第3章 気まぐれな地図(地図だけが知っていた最高峰/マニア垂涎、幻の地図 ほか)/第4章 小悪魔な地図(地図が世界観を規定する/地図を国策宣伝に利用せよ ほか)/終章 いま、地図があぶない(国土地理院地形図の危機/ネット時代に漂う暗雲)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
竹内正浩(タケウチマサヒロ)
フリーランス・ライター。1963年愛知県生まれ。幼少より地図に親しみ、北海道大学卒業後、JTBに入社。出版部門で長年旅行誌などの編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


地図もウソをつく (文春新書)
竹内 正浩
文藝春秋
2008-08

 

毎年、正月の楽しみとして「箱根駅伝」を挙げる人は多い。

その熱い応援の人たちを観ていると、よく似ているのは、
夏の高校野球ではないだろうか?

その共通点は、高校野球は「地元愛」。
そして箱根駅伝は「出身校愛」かもしれない。

自分が出た大学に対して熱い応援の人々を回りで見ているからだ。

さて、本書は来年17年から4区と5区の距離の変更がこれからの
箱根駅伝の逆転劇が「5区の山の神」から「花の2区、3区4区の勝負」の時代に戻る可能性がある。
5区が23.2kmから20.8kmに短縮される。その分4区が最長になる。

5区が最長区間になったのは、第82回大会(06年)からだ。
それまでは、最長区間の「花の4区」がエース級が集まるドラマが生まれる区間だった。
さらに逆転劇は復路からもあり、目が離せないレースが多かった。
しかし、06年から5区勝負になったときから、5区にいかに山に強いエースを置くかで
勝負が着いた時代が続いた。

5区で一番有名になったのは、第88回大会(12年)の東洋大学の5区柏原ではないだろうか。
4年間もみんなの期待に応えてドラマを演出した。
さらに最近では第91回大会(15年)と92回大会(16年)の青山学院大の神野ではないだろうか。
神野は走り始めた時は山は苦ってだったという。
なぜ強くなったのかというと、自分の体重が軽量(43㎏)でダメージが少ないのと、
我慢強いのが一番の強くなったポイントという。

これから箱根駅伝で強くなるためには、各大学が共通しているのは、
新人の仕入れ(スカウト)が重要と考えている。
例えば、力を入れている大学は、「各学年10名ほどスポーツ推薦枠」を設けている
大学もある。

さあ、もうすぐ正月が近づいてきました。
いったいどこが今有力なのか、少し注目の選手を観てみよう。

2017年の注目は2区だ。
前回、1時間7分20秒で好走した山梨学院大のニャイロ、
同1時間7分35秒の青山学院大の一色。
1年生ながら、1時間8分30秒の順天堂大、塩尻だ。

著者は来年の「新・箱根駅伝」で重要な区間は4区になると予想し、
さらに10区間トータルの戦いが多くなり、逆転劇のドラマが増えることを期待している。



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
2006年以降、最長距離で急な上りが続く5区が箱根駅伝の勝負どころとなってきた。しかし17年からは、4区が延長され、5区が短縮される。この変更がもたらす影響は極めて大きい。元箱根駅伝ランナーの著者が分析する。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 最長区間の山上り5区が生んだドラマ/第2章 山を制したチームが箱根を制した/第3章 新・箱根駅伝「勝利のセオリー」/第4章 王者・青山学院大に迫るライバル校/第5章 第93回大会の注目ランナーたち/第6章 東京五輪を沸かせる選手は現れるのか

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
酒井政人(サカイマサト)
1977年生まれ、愛知県出身。「箱根」を目指して東京農業大学に進学。1年時に出雲駅伝5区、箱根駅伝10区に出場。2年時の故障で競技の夢をあきらめて、大学卒業後からスポーツライターに。陸上競技をメインに取材して、様々なメディアで執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



 

関連本(今読んでます)

風が強く吹いている (新潮文庫)
三浦 しをん
新潮社
2009-06-27



風が強く吹いている。
 箱根駅伝に三浦しをんが熱く描いている。
う~ん。
泣いてしまうかも。。。。。 

一冊目「金メダル男」

同年代のウッチャンが作った映画の原作本。

テーマ曲は桑田の「君への手紙」。

この映画でウッチャンがどんな男を描いているのか楽しみ。
あまり、ストーリーは頭に入れないで素直に読んでみよう。
面白かったら、映画も観たくなるだろうなあ。



金メダル男 (中公文庫)
内村 光良
中央公論新社
2016-06-23







二冊目「読書と日本人」


読書をする日本人は最近少なくなっている気がする。
電車通勤の時に皆が見ているのは、本ではなく、スマホ。

スマホ嫌いな私は、心で、こう叫んでいる。

「誰か、面白い本読んでいる人いないですか?」

読書と日本人 (岩波新書)
津野 海太郎
岩波書店
2016-10-21







三冊目「地図と愉しむ東京歴史散歩」 


地図本は大好きな本の一種。

なぜかというと、読むだけでその場所に行った気にさせる。
ブラタモリでも、地形の話が良くでてくるが、
秘密の場所に行くときのドキドキ感は堪らない。



 

本書が発行されたタイミングは、アメリカ大統領選挙の2か月前である。

その内容はトランプのこれまでの自伝とか言動を冷静に優しい言葉で分析している点が読みやすい。

自伝では、トランプ自身のビジネスの成功の自慢話が多い中で、
素直に父親の事を明かしている点も著者は本書で書いている。

父方のルーツの祖父フリードリヒはドイツ南西部のファルツ地方で貧しいブドウ農家であった。
貧困からの脱出と徴兵からの恐怖もあり、未開の地アメリカへの渡米を決意した。
まだ16歳の少年フリードリヒには強烈な野心があった。

ニューヨークの理髪店でコツコツ貯めた、貯金を元手に一攫千金を夢見て、
当時人工増加が著しいシアトルへ向かった。
ドナルドと祖父は「お金がどこに落ちるのか」を嗅ぎ分ける才能と行動力は両者共通している。
まず手掛けたのは、赤線地帯にある小さな深夜レストラン。

もちろんただのレストランではなく、食事と手軽なセックスを提供する場だ。
そう、富豪トランプの祖先は風俗ビジネスから始まっている。

さらに情報を仕入れて、1896年頃、カナダのユーコン河流域で大量の金が採掘された。
その情報を元にすぐフレデリック(祖父はアメリカで名前を改めている)はユーコン川に飛んだ。
そこでの商売も風俗ビジネスである。

一方父親のフレッドは勤勉な性格で、大工仕事が好きで自分で家を建てて売ることが仕事になった。
フレッドは1920年代に「エリザベス・トランプ・アンド・サン」という建設会社を設立した。
その当時まだなかった郊外風レンガ造りの住宅を労働者に低価格で提供して新たな市場を開拓した。

父親の手法は地道に無駄を省いて会社を少しずつ大きくしていく事に専念した。

ここからトランプの話に入るが、
始めにそうか!と驚いたのは、この一言。

「女性は邪悪な生き物である。自分との結婚を求める女性は所詮
財産目当てに過ぎない、だから自分を守るため婚前契約を結ばねばならない」

婚前契約の内容は、離婚の際の財産分与の割合いを結婚の前に決めておくこと。
まるで、離婚を前提にしたものである。過去の2回の離婚でその契約が役に立った。

最後に「トランプは第二のレーガンになる」という言葉。

レーガンは元B級俳優という職業だった落ち着いた大統領。
トランプは自分のことを劇画の主人公と言う、いつも怒っている大統領。

常にジョークを忘れないレーガンはアメリカの余裕を感じさせ、「ベルリンの壁」を崩せと言った。

一方トランプはアメリカ国民の不安を煽り、「メキシコの壁」を作ると言った。

結果として、トランプは大統領になった。

いったい、未来のアメリカはどこに向かっていくのか。
今後のトランプの行動が気になる方にはオススメの本だ。

【内容情報】(出版社より)
空虚なポピュリストか? 歴代大統領一番人気のレーガンの再来か? トランプはレーガンの劇場型政治を模倣しているが、俳優というより劇画コミックの主人公だ。しかもトランプもそのことを自認している。大統領選も自分のビジネスに利用する男が本当に世界最重要国の大統領になってしまうのか?

目次
はじめにーートランプとレーガン
第1章 トランプ家創業者はドイツ貧農
第2章 トランプをつくった男
第3章 トランプはやはり問題児だった
第4章 トランプの結婚
第5章 トランプのビジネス
第6章 政治家トランプの肖像
第7章 トランプと「怒りの時代精神」
第8章 トランプの宗教戦争
第9章 福音派とトランプ
第10章 「封じ込めドクトリン」
あとがきに代えてーー21世紀の「アメリカ問題」

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
空虚なポピュリストか?歴代大統領一番人気のレーガンの再来か?トランプはレーガンの劇場型政治を模倣しているが、俳優というより劇画コミックの主人公だ。しかもトランプもそのことを自認している。大統領選も自分のビジネスに利用する男が本当に世界最重要国の大統領になってしまうのか?

【目次】(「BOOK」データベースより)
トランプとレーガン/トランプ家創業者はドイツ貧農/トランプをつくった男/トランプはやはり問題児だった/トランプの結婚/トランプのビジネス/政治家トランプの肖像/トランプと「怒りの時代精神」/トランプの宗教戦争/福音派とトランプ/「封じ込めドクトリン」:あとがきに代えて 二一世紀の「アメリカ問題」

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
佐藤伸行(サトウノブユキ)
1960年山形県生まれ。ジャーナリスト。追手門学院大学経済学部教授。1985年、早稲田大学卒業後、時事通信社入社。1990年代前半はハンブルク支局、ベルリン支局でドイツ統一プロセスとその後のドイツ情勢を取材。1998年から2003年までウィーン支局に勤務し、旧ユーゴスラビア民族紛争など東欧問題をカバー。2006年から2009年までのワシントン支局勤務などを経て、2015年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



 

著者は今人気の生物学者。

努力することが美徳であるという世間の考えに待った!と手を挙げて
本書では、「ナマケモノ」もいいもんだと持論を提案している。

著者の文面を読むと生物学的視点で語っている点を除くと、
好きな宗教評論作家「ひろさちや」の視点にも似ていて楽しい。

人生は短いと感じる人は好きなことを先延ばしにしないという。
老後になったら、世界一周しようとか、いつか〇〇をやってみたいなあとか
とにかく、好きなことは今すぐやることがいい。

名言
「人生は短い、忙しくしている暇はない」

50歳を過ぎたら、いやなことは可能な限り先延ばしして、
先楽の生き方をしたほうがいい。先優後楽(せんゆうこうらく)
そういう生き方ができたら気が楽だろうなあ。

いい人とは、わがままを言わない、相手の頼みは断らない。
そんないい人になる必要はまったくないと著者はいう。
いい人は早死にすることが多いのも気を使い過ぎてストレスになるため。
そうならないほうがいい。
だったらいい仕事して他人に認めてもらい、多少わがままで世間を渡ったほうが
健康的なのかもしれない。

本書では他に生物学者的な意見で昆虫とか動物に例えて分かりやすく
ナマケモノの考え方を説いている。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
自己啓発に疲れたあなたに贈る池田流・怠けのすすめ。怠けて幸せになる32の知恵。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 怠けのススメ(人は怠けるようにセットされている/働くことが嫌いな人は社会の潤滑油になっている ほか)/第2章 「死ぬ」から人生は楽しい(死と引き換えに生の楽しみはある/現代人の草食化は都市化の影響か? ほか)/第3章 人は正しく生きられるか?(「あなたには無限の才能がある!」というウソ/「努力は報われる」という信仰は捨てたほうがいい ほか)/第4章 「いい人」にわざわざなることはない(激動の時代を上手く生きるのは男より女である/人生に生きる意味などない ほか)/第5章 「成功」の本当の意味(日本人の不安はどこから来ているのか?/「成功」しているけど、成功していない人 ほか)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
池田清彦(イケダキヨヒコ)
1947年東京に生まれる。東京教育大学理学部生物学科卒業。東京都立大学大学院で生物学を専攻。山梨大学教育人間科学部教授を経て、2004年より早稲田大学国際教養学部教授。多元的な価値観に基づく構造主義生物学を提唱して、注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


ナマケモノに意義がある (角川oneテーマ21)
池田 清彦
角川書店(角川グループパブリッシング)
2013-03-09

 

一冊目「新・箱根駅伝」

お正月恒例の箱根駅伝を楽しむための本書。

何と、山の神の伝説を生んだ、5区が来年の箱根で短縮されることが決まった。
最長の5区に生理的負担が大きく、4区のマラソンの芽をつみ取っているという。

さて、いったいどんな展開になるのか、今から楽しみの駅伝本。




二冊目「江戸の都市力」

2020年にオリンピックが開催される江戸(東京)。
いったい家康はどういう構想で江戸を構築したのだろうか?

本書は江戸の歴史を通して、地理、経済、土木、社会問題などの
多視点で江戸を考えてみたい。





三冊目「落語に学ぶ大人の極意」 

来年も、初笑いは「落語」を楽しみにしている今日この頃。

本書では落語で人間関係の何を学べるか楽しみ。




 

5
名経営者のイーロンマスクもフェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグも
そしてビル・ゲイツも若い頃にSFを読んでいた。

近未来にできることがSFには描かれている。
彼らはその未来を自分の力で実現したいと考えたのではないか。
そんな発想力と出来る男の遊びが今回の面白テーマである。

では、遊びというときに、よく聞かれるのは、
貴方の趣味は何ですか?という質問。

映画と答えたら、過去の名作とかは観たかとか、最近はどの映画がよかったかと
聴かれることがあるが、それほど凝ってはいないこともあるだろう。

著者の提案では、「最近ハマっている遊び」と答えたら、
ある程度ミーハーな内容でも簡単に答えられる。
これは面白い答え方かもしれない。

遊びをしない人の言い訳で「仕事が忙しくて、遊ぶ暇がない」とか
「そもそも遊ぶためのお金がない」とか「どんな遊びが楽しいのかわからない」とか
答える人がいるだろう。

そんな方に著者が勧めている内容は、
仕事はクビにならない程度に手を抜いて働く。
勤務時間内は一生懸命働いて、終業時間が来たらさっさと帰るのはいいと。
そうすれば、遊ぶ時間が作れる。
まあ、この意見はできる人とできない性格の人がいるかもしれない。

他にも遊びの方法を色々書いているが、共通している点は、
一人で遊ぶ時は子供の時のように時間を忘れるような遊びに
夢中なったほうがいいし、
他の人と共同で遊ぶこと、例えば「書評サイトHONZ」のように
同じ趣向の人たちと、今流行りではなくて、本当に好きなこと(HONZでは本)を
夢中になれる仲間と遊ぶのがいいのではないか。

できる男は遊びにも一味違った考えと方法があると感じる本書おススメ。



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「趣味は何ですか」「最近遊んでいますか」と聞かれて、ドキッとした経験はないだろうか。「仕事が忙しくて趣味どころではない」「そもそも遊び方がわからない」という声も少なくない。しかし、著者は「真面目に働いている人ほど、遊んだほうがいい」と断言する。「仕事と遊びの関係」「遊びの見つけ方・選び方・止め方」「読書の効用」「時間の捻出方法」「お金のかけ方」「遊びを語る作法」など、遊びを多角的に論じることで、生き方を問う一冊。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 できる大人は、遊んでいる(現代は“遊んでいた人”の時代ーイーロン・マスク、ジェームズ・ダイソンを見よ/問題は都市部で忙しく働いている人 ほか)/第2章 真面目に遊ぶな(遊びを究めるなら、巻き込まれていることを自覚せよ/読書も遊びも複数のジャンルを同時に楽しめ ほか)/第3章 成毛流・新しい遊びの始め方(すべては本から始めよ/ネットは本を読んでから ほか)/第4章 ずらせばずらすほど遊びは面白い(ずらして遊ぶ/意外な趣味が面白い ほか)/第5章 誰かに語るまでが遊びであるーキュレーションする作法(アウトプットがインプットの質を高める/「遊びならあの人」と間接的に言われよう ほか)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
成毛眞(ナルケマコト)
1955年、北海道生まれ。79年、中央大学商学部卒業。82年、株式会社アスキーに入社後、株式会社アスキー・マイクロソフトに出向。86年、マイクロソフト株式会社に入社し、OEM営業部長、取締役マーケティング部長などを経て、91年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退職後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。現在は、早稲田大学客員教授、スルガ銀行社外取締役ほか、書評サイト『HONZ』の代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




 

関連本


 

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